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魔女の旅
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作詞 麻雛 |
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黒猫なんて持ってないし
箒なんてもの必要ないし
変な帽子なんかかぶってないし
私が持つのは唯一の友達だけ
迫害されて走り出す
「街を抜けねばもうダメね」
って唯一の友達に呟きながら
幼い身体に秘める力は
異形のモノとして恐れられ
皆が両手に武器抱き
襲いくるから私は殺す
「行く手を阻む者は皆殺してあげるから」
って死ぬ間際に伝えてあげるよ
襲い掛かってこなければ
この手で殺める事などなかったのに
なぜ死に飛び掛ってくるのかしら?
幼い魔女には解らない
迫害されて次の街へ
たくさんのヒトを殺めながら
箒を持つ魔女に出会い
唯一の友達は『唯一』ではなくなった
そして私達は旅にでる
同じ仲間を探すべく
そして魔女は成長をとげる
主を見つけ
その意思に根を張って
死に行く者の血を吸って
赤く赤く咲くために
黒猫なんて持ってないし
箒なんてもの必要ないし
変な帽子なんかかぶってないし
必要なのは
唯一の友達だった人形と
箒を持った魔女と
赤く咲けと言った主だけ
主と魔女と人形の旅は終わらない
迫害されながらも生き続け
主のために咲き誇るまで
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