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死ね!ばばぁ!!
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作詞 雪 |
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あたしがお母さんに言った言葉
いつものように喧嘩した後だった
あんな事言うつもりなかったのに
言いたく無かったのに
あたしの口は毒を吐いた・・・
吐いて吐いてもう出せない位吐いた。
あたしは、今まで言えなかった事を全部言えて、
調子に乗った。
お母さんと話さなくなった。
もう、どうでもよくなった。
可哀想とか思ってたあたしはバカだって
思って、毎日遊んで暮らした。
ある日、お母さんに話かけられた。
あたしは、話しかけられて嬉しかったけど、無視した。
今考えたら馬鹿で最低なのはあたしだった。
お母さんは、あたしを見ながら立ち尽くしていた。
そんなお母さんにあたしは
「部屋から出てって!!」って言った。
あるひ、お母さんがお風呂から出てきた時、
偶然に見えてしまった。
お母さん、円形脱毛症だった。
お母さん、あたしが気付かないように、
ずっとずっと隠してた。
あたしのせいで、病気にも何度もかかって。
何度も学校とか、警察に呼び出されて、
お父さんが死んでから女手一つで育ててくれて、
でも、あたしを見捨てずに、ずっと見守ってくれて
あたしは、その大事さに気付きもしなかった。
久しぶりにちゃんと見たお母さんは、
手は水仕事のせいでカサカサで、
仕事の為、目が悪くなっていて、
わたしより大きかったのに、
小さくなっていて、
しわも増えていた。
あたしのせいで、お母さんは、沢山沢山沢山沢山・・・苦労した。
今になって後悔する。
あたしはあの頃、お母さんより、一緒にいる友達が
好きだった。
お母さんには沢山酷い事を言った。
でも、今考えると、あたしの事一番に考えてくれたのは、お母さんだけだった。
友達は、ウワベだけだった。
先生はあたしを見捨てた。
あたしには、お母さんだけだった・・・。
遅いかも知れないけど、
お母さん、産んでくれて育ててくれてありがとう。
もう過ぎたけど、明日、お母さんの誕生日ケーキでも買って帰ろうかな・・・。
「お母さん、本当は一番大好きだよ・・・」
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