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目眩
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作詞 mono |
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わかってはいたよ
同じ分の気持ち
あなたは持っていないこと
与えた分戻ってこない
それを求めるのは図々しい
そう思っていたけど
やっぱり 悲しいよ
ぼんやり動かない頭でも
やっぱりあなたの声を求めてた
だけどそこに聞こえてきたのは
無関心を並べたコトバ
寒くって毛布一枚増やして
ベットの中包まって
いつものようにあなたを思う
けど今日はいつもと違う
笑顔がなければ切なさもない
働かない頭の中には
進行方向変更の企画が持ち出された
幾度となく頬をぬぐって
時を惜しむ事もなく
時計の針を刻むがままに
ほったらかしにして
雪どけ真っ最中の
真昼の帰路
いつも前を向いて歩いていた
だから気付かなかったけど
この道にも
マンホールなんてあったんだ
なんて発見してみたり
絶望なんて大げさなもんじゃない
そう思い留まらせようとしても
止まない苦しみの浮上
ぶつけるあても気力もなく
からっぽの心境状況
二人が好きな失恋ソング
擦り切れた鼻歌にのせて
部屋の隅まで隙間なく
半分の気力で轟かせてみても
メマイの先には
時速規制なしの企画が持ち出された
狭いこの歩幅でじっくり歩きたい
時を惜しむ事もなく
時計の針を刻むがままに
ほったらかしにして
なんて考えてみた
病床の午後
そこから見えてきた
さよならの目的
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