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偽
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作詞 モ・ス・キート |
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切り裂いた物は 紙に書かれた自分
痛いほど
握りしめた物は 紙に書けない自分
いくら形容詞が在っても足りない
現すことは 出来ない 鏡に映る姿
それは本当か 嘘か
どうかわからずに
過ごす無意味な 自分
姿取り払って残った
正真正銘の俺
触れるだけで俺だとわかるのか
破り捨てた物は 俺と言い張る文字列
痛いほど
抱きしめた物は 俺が見つけた真実
いくら眺め続けても解らない
触れることは 出来ない 鏡には映らない
それは真実か 偽物か
どうかわからずに
いたこれまでの 自分
どこに在るか解らない
正真正銘の俺
捕まえるのはとても難しいけど
日々削り取られていく俺を 護るために何をする
探って 触って 血が流れるほど掴む
切り裂いた物は 飾り立てた言葉達
痛いほど
握りしめた物は 俺という存在
置いてきた物は 俺を創るプログラム
一番高く
掲げ上げた物は 透き通った 自らの命
不確定な明日を照らす明かりになるように
その光いつまでも俺が絶えてもずっと輝くように
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