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すきとか、きらいとか
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作詞 stick |
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「好き嫌いせず何でも食べなさい」
ごはんの度によく言われてた
小さな頃はそれでよかった
にんじんもトマトもちょっと苦手なセロリも
そんなに嫌じゃなかった
すきだと思えるものはいつも大きくて やさしくて
素直にすきだと言えてた気がする
いつのまにか 「好き」になってた
大人になりたい そう思ってた
いつのまにか 「すき」じゃなくなった
恋でしか 意味を持たなくなった
「好き嫌い もうはっきりしてるから」
そう言って箸を置いてる
好きなものしか食べない
好きなものにしかやさしくしない
好きなものにしか心 開かない
嫌いなものには顔背けてる
嫌いなものには耳塞いでる
嫌いなものを嫌いと言わない
「すき」は「好き」になり
「きらい」は苦手という仮面をかぶった「嫌い」になる
いつのまにか 「好き」になってた
大人になりたい そう思ってた
いつのまにか 「すき」じゃなくなった
恋でしか 意味を持たなくなった
「すき」を忘れてる
純粋な「すき」って思い出せる?
人に対してだけの「すき」?
すきとか、きらいとか
人と人との間だけ?
違うよ それだけじゃない
けどもう「すき」には戻れない
いつのまにか 「好き」になってた
大人になりたい そう思ってた
いつのまにか 「すき」じゃなくなった
恋でしか 意味を持たなくなった
今 何が「すき」?
今 何が「きらい」?
すきとか、きらいとか
そんな意味でしか使えないなら
捨ててしまえ
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