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監獄
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作詞 羽奈々 |
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汚い手で触るなよ そう言われてもなぁ
あんた 人に言えるか?
早くしろよ置いてくぞ 勝手にしてください
もう 疲れました
風の当たる丘 眼を閉じてみても
何も無いのに 時間がたつのに
僕は何か奪われる気がして
僕だけに与えた 自決用の手榴弾
何に使おうと 少し迷ったよ
皆に与えた 監獄用の鍵
ねぇ 僕のはどこなんだい 渡されてないんだよ
ちょっとこっちに来てくれよ なんだいそれは
もしかして 身代わりかよ
耳を塞いでいてくれよ そんなこと言ってもねぇ
聞こえちゃうから
小さな電灯の下 蚊がたかっています
声も聞こえるのに 人もいるのに
独りぼっちのような気がして
知ることのできない 物でもあるなら
一度でも見たいな そう願っても
誰かが呟く 「もう一回おやすみ」
あぁ 僕だけで生きれない 餌を待っています
誰もが見下してるんだ 何もできないだろうって
助けを求めても つばだけの空返事で
霜降りの草の上 ちょっと痛いかな
浮き沈みするように 死ぬかのごとく
誰かが囁くような気がして
僕だけが過ごした 空を飛べる時間
そんなのがあるといいなって 小さく笑った
誰かが言ったような おはようって言葉
そう 空耳とは気づいてた そんなことを思っていた
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