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記憶
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作詞 眞. |
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光と影 まばらにちりばめられた
名前も知らぬ 六人の男達
武器を持ち 鎧もまとっているようだ
たぶん戦う人だろう たぶん休んでいるのだろう
ふと 一人が 光の存在感にきずく
木漏れ日に指差された 孤独の戦士達
使命を受けたように 立ち上がる
差し込む光が 重くのしかかり
また歩き出した
光と影 まばらにちりばめられた
名前も知らぬ 六人の男達
武器握り 兜もはめているようだ
何に向かっているのだろう 何があせらせるのだろう
ふと一人が なにかの存在感にきずく
木漏れ日に惑わされた 孤独の戦士達
なにも疑わないで 走り出す
差し込む光が 届くことなく
そこを目指した
一つの銃声 空気を揺るがし
波をつくり 鼓膜をたたく
木漏れ日が包み込んだ 孤独の戦士達
使命をこなすために 走っていく
いまこそ 剣を抜いて
いまこそ 銃を構え
生命を投げ出すかのように
木漏れ日に指差された 孤独の戦士達
使命を果たしたのか 動かない
差し込む光が そっと包み込み
この物語を終える
誰にも伝わることなく
ただ大木の記憶に刻まれただけ
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