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木
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作詞 シュウ |
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ある日 その木はそこに立っていた これから始まる何百年の始まりに
あるとき その木に小鳥がとまった 小鳥はさえずる幸せの唄を
風がふいて幹がゆれた
さえずる小鳥は歌をやめ 何処かへ、行ってしまった・・・
あとどのくらいすれば木は大きくなるのだろう
大きな幹と 頼もしい枝で
さえずる小鳥が唄をやめない
強く大きな木になる日はいつ・・・
あるとき その木に花が咲いた 花は小さな白い花
一つ咲いたその花を誰も気付かない
そのうち花は枯れ 散っていってしまった・・・
あとどのくらいすれば木は大きくなるのだろう
多くの花で枝を飾って
あらゆる人が木を見てしまうような
美しく咲き誇る花を咲かす日を・・・
たとえどんな木でもいつかは 時のレールの終点に着く
その時 木は何を想う それまで 木は何をした
あとどのくらいすれば木は大きくなるのだろう
大きな幹と 頼もしい枝と 多くの花と 鳥の唄
これから始まる何百年の始まりの 小さな小さな木の願い
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