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幻夢 ―\GENMU―\
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作詞 氷夜 |
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暗闇ばかりの 黒いばかりの明日なら
一度瞼を伏せて 二度と開く事がないよう祈る
夢見た明日は 綺麗すぎる明日
所詮夢だと 自分に言い聞かせたはずなのに
その日見た夢は 綺麗すぎて覚えていない
身体が 心が 溶けて行きそうな
惹き込まれていくだけの 自分
現実では ちっぽけな独りの人間
青一色の ただ晴れただけの空なら
顔をずっと俯かせて 色は知らないままで良い
夢見た空は 綺麗すぎる空
この世の色じゃ 描けないようなそんな空
あの日見た夢は 綺麗過ぎて忘れてしまった
身体も 心も ただ溶けて行くだけ
もう惹き込まれてしまった 自分
現実では 何の取り柄もないただの人
伸ばした手に 気づかれないのなら
伸ばした手が 落ちて行くだけならば
私はもう 諦めてしまうから
抱き締めて なんて 願わないから
平気 我慢 大丈夫
何も いらない 忘れよう
あの日見た彼の 横顔をもう思いだせない
身体も 心も 全て奪われた
夢の王子に見惚れた 自分
現実では 決して会う事の無い幻夢
その日見た夢は 綺麗すぎて覚えていない
身体が 心が 溶けて行きそうな
惹き込まれていくだけの 自分
現実では ちっぽけな独りの人間
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