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LLS
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作詞 姫 |
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今は昔 遠い遠い国
此処に孤独なお姫様が一人
王様王女様 彼女が生まれてすぐに死んでしまった
彼女は全然笑わない それからたったいちども
ある日 お城の召使い
とっても心配して 妖精達にこう言ったの
「どうか姫様を救ってやって」
そして妖精達は魔法をかけた
楽しい事ばかり起こる魔法
でも彼女はまだ笑わない 微笑みすらしない
妖精達は頑張った お花をあげたり ダンスを見せたり
それでも彼女は笑わない 微笑みすらしない
ある日 一人の妖精が
とうとう彼女に聞いてみた
「どうして笑わないの」
すると彼女はこういった
「笑えないの」
ーどうして笑えないの?
ー笑い方を知らないの。誰も教えてはくれなかった。
今度は妖精達 みんなで笑ってみせた
「こんな風に。楽しい事を考えるんだよ」
するとお姫様 ぎこちなく微笑んだ
「笑っていいの?」
それから遠い遠いこの国は
いつも笑い声が絶えなかったと言います
かつてお姫様に笑顔が無かったのは
今はもう昔々・・・のお話。
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