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リストカッツ
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作詞 雪癒 |
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上げた手から赤に染まっていく
これは今まさに落ちようとしている
太陽の光なのか
自分の血なのか
上げた手から赤に染まっていく
これは今まさに落ちようとしている
太陽の光と
そんな色とは全く違う
キタナイ 見ればドスグロイ
自分の血
キタナイ血 太陽の光
水と油みたいに
決して混ざることのない色
上げた手から痛くなっていく
太陽の光に当たりすぎて痛いのか
切れた手首がいたいのか
上げた手から黒くなっていく
太陽の光がなくなったのと
ただキタナイ血の色と
未だに上げてる手がキラキラ光る
未だに上げてる手が鈍く光る
手についてる赤い液体に
夜の空にきれいに輝く
星の光が反射する
キラキラ光り にぶく光る
未だ下げぬ手が気持ち悪い
汚い色して どす黒くて
赤くて 黒くて そして鈍く光った
手がキモチワルイ
吐き気がする
でも吐くものはもうなにもない
ただ出てくるのは
液体だけ
手から出る液体と
目から出る液体と
二つが混ざる
二つともキタナイから
泥と泥がまざるように
二つは混ざる
でも楽になった気がする
手を下ろした
もっとまざる
もっと楽になった気がする
吐くよりも楽になった気がする
ずっと心臓に入ってた石が
少しだけ 出て行った
手首から 目から
少しだけ 出て行った
今まで上げていた手には
赤黒い跡と
目から出る液体が
混ざった跡が残っていた
まだ心臓に入ってる石
少し小さくなった気がする
きつかった
らくになった
手首に跡は残るけど
すごく らくになった
ホントにきつかった
楽になりたかった
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