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失恋日記
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作詞 みひと |
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恋を失い涙を流し
二人用の部屋に1人彷徨う私
ふと思いつき 一冊の本を引き出し
優しく埃を払いそっと表紙を撫ぜます
自分の心を慰めるように
ここに記されているのは記憶
悲しくそして儚い記憶
ここでもアナタは役者でしょう?
私を悲しませるひどい役者
アナタには名前などなく
場面によって私を恋焦がせるための人
名前など必要ないでしょう
どの物語だって最後はお決まり
アナタは私を忘れてしまう結末ね
夜の宵が私を優しく包んで
私の存在を曖昧なものにしていって
アナタの心から私を消し去ってゆくのでしょう
そんな悲しい物語だけなら
破り捨てれればいいのにねぇ
もういいでしょう
本は元の場所に
悲しみも同じ場所に置いていきましょう
そして祈りましょう
二度とこの本を開かないように
ずっと埃かぶっていられるように
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