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涙の海
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作詞 天野 星也 |
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何かを秘めた雫が溢れこぼれて
なす術も無く地に落ちそして涙の海へ…
冬に錆びた心を持って彷徨ってた僕
鈍い輝きは誰の目にも入らず
うつむきただ独りでまどろむ雪の夜
煌めくネオンの灯も歪んで見える
喜びを味わったのは間違いだったんだ
だから今悲しみを知ってしまったんだろう
それでも寂しさがないと嬉しさもないと今は
信じてたい
ナイフよりも心を傷付ける涙の海
だけど驚くほど水は澄んでいて
思い出の破片がたまった底が見える
不意に浮んできた僕への招待状
断わる勇気は僕の何処にある?
君が僕の元を離れたわけを見つけたよ
それは僕が楽しみを知り過ぎたから
切なさ無しで恋を理解してはだめなんだ
何度もフラれてきた君は言いたげだった
僕の言葉と君の願いは交わることなく
いつも夢の中で平行線を描いていた
何の不安も失望も無い天国での笑顔に
意味は無かった
氷よりも冷たい果ての見えぬ涙の海
だけど君なら迷わず潜って行き
温もりに満ちた輝きを放つ宝石を
拾ってきて優しく抱けるだろう
君は自ら悲劇のヒロインになって
無敗の恋のヒーローだと思ってた僕に
人を愛する大切さを教えてくれたんだ
そんな愛しい君 だけど今は十字架の下
ついに僕は飛び込んでいった涙の海へ
泥だらけの思い出たちを見つけて
真実の僕の想いと言葉を重ね合わせ
目覚めた心と共に君に捧げる…
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