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破壊
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作詞 堺 |
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どんな事があっても君の手は放さない
世界の終りが来てもづっと一緒だよ
幼い右手で君の幼い手を握り締めて
腐敗が漂う町を二人で逃げ回った
君の手の力が緩んだ事に
僕はすぐに気付いたのに
幼い僕の手ではどうする事も出来なくて
世界の終わりが近づく音と一緒に君が旅立った
※君がいない事が 信じられなくて
なにも言わない君の体を きつく抱きしめた
もう二度と動いてはくれないはずなのに
もう一度この目が開きそうで 置いてけなくて・・・
ぐったりとした君の体を ただ抱きしめるだけ
そして天を仰いで 君の名前を何度も呼ぶ
何を恨んだらいいのかさえ 解らなくて
幼い僕の背は 小刻みに震えていた
君が僕を置いていって 僕は一人になった
生きていく宛てもなく 生きるすべもない
孤独だけが僕を覆って 悲しみだけが僕を包む
もし君が生き続けてくれるなら 僕は死んでもいいのに
※君がいない事が 受け入れたくなくて
二人ではしゃいだ日の事ばかり 思い出す
君がよく居た公園の砂場 初めて出遭った場所
楽しい事だけしか思い出せなくて 小さい僕には・・・
※幼い僕一人だけで 崩れた世界を歩くのは哀しくて
涙が溢れて止まらない
冷え切った君の体を捨てきれなくて 抱いて歩いて
君の名前だけを呼びながら・・・
君の名前だけを呼びながら・・・
君がもう一度目覚める事を祈りながら・・・
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