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嘘
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作詞 ハイリ |
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朝目覚めて布団から出ると
まだ秋なのに白い息こぼれる
もうすぐあなたと出会った季節がまた来るね
寒い寒い雪の中ふたりで手つないで歩いたね
夏は手つなぐと汗でベタベタになるから嫌い!
だから冬はスキと毎年あなたはいうの…
そんなあなたといると
寒いのが苦手なあたしも冬がスキになった
去年の冬もその前の冬も一緒に過ごしたけれど
今年の冬も来年の冬もこれから訪れる冬も
あなたと過ごせない…
半年前に病気という悪魔があなたに憑いてから
幸せだった時間にタイムリミットというものが
作られた…
「もって半年ですね」という医者
彼を救えないあんたなんて医者じゃない!
なんで…なんで…こんなにも世界中には
人があふれているのに
なんで…なんで…彼がこんなことになったの?
悔やんで泣くしかできなかったあたし
でもあなたは笑ったの
あたしと変わらないその細い腕で
あたしを抱きしめながら…
「俺はお前をおいては死なないから」
あなたがあたしに初めてついた嘘だったね
もしこの世にホントに神様がいるなら
あたしの願いを叶えてくれたはずだよね…
でもあなたは笑ったの
あたしと変わらないその細い腕で
あたしを抱きしめながら…
「俺はお前をおいては死なないから」
あなたがあたしに初めてついた嘘だったね
そんな嘘いらない
そんな守れない約束はじめからしないでよ…
ひとりおいていかれたあたしはどうすればイィの?
もうすぐあなたと出会った季節がまた来るね
これからあなたのいない冬が来て
春が来て
あなたの嫌いな夏が来て
秋になって
また冬が来るんだね…
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