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誰一人
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作詞 朱螺 |
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秋風綴る夕日は いつも顔を紅く染めた
冷たくなった手に そっと乗る暖かさに笑った
「永遠なんてない」と その言葉で自己主張していた
独りぼっちの部屋で そっと涙が頬を伝っていた
誰一人 誰一人
それぞれの怖さと限界が近づくから
誰かを頼って生き
泣きじゃくり 泣きじゃくり
その恐怖に怯える手を組み
祈り死んでいきて
最後を見届けてほしいのは 誰一人 同じだから
白い花が空から堕ちて その冷たさを知らしめていた
冷えるその日を追い払い そっと悔しさを噛み締めていた
風の強さにも厭きれて 人の声を掻き消した
貴方だけの声をと そっと目を伏せていました
誰一人 誰一人
泣くことのないことなど出来ないから
涙を悲哀を流して
泣きじゃくり 泣きじゃくり
その悲しさを不安で殺して
去った貴方を取り戻そうとして
最後を見届けたかったのは
誰一人 自分だったから
誰一人 誰一人
暗い部屋に佇む冷たい自分を
取り戻そうとするから
頑張ろうとするから
誰一人 誰一人
それぞれの怖さと限界が近づくから
誰かを頼って生き
サヨナラが悲しいから言えずに…
誰一人 誰一人
暗い部屋に佇む冷たい自分を
取り戻そうとするから
頑張ろうとするから…
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