|
|
|
液晶
|
作詞 空 |
|
金と性が分子配列のように
規則正しくうまいこと手をつなぐ
感情の峠でこみ上げてくるものを
無理やり飲み込み、そして時は流れ出す…
青いりんごはただ朽ち老いて
幸福と憎しみに食べつくされる
僕の思想概念かつ受け売りを
映し出す液晶は、荒れ狂う砂嵐のような
見苦しい感情
怒りと、悲しみと、君はどうとらえる?
嘘と唇で犯しつづけてよ
不要な理性を飲み込む小宇宙
不幸と悲鳴を好む腐った存在
それさえも自分ですよ。大人になりました
煙を吐き出してゆく世界。そうここは桃源郷
急速に動く時計の針見るとめまいを起こしそう
味気ない成功をカミながら、裸の王様が街を闊歩する
未来は必ず通り過ぎて、僕を切り裂いていくけれど、
血は流れてこないんだ。涙はあふれるのに。
|
|
|