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夢だったらいいのに
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作詞 束砂 |
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あの涙も期待も今は消えてしまって
それなのにあの化学室の横の廊下は
今も変わらずあの日のままだ
夢だったらいいのに
球技大会が終わって君を呼び出した
あの日の私に戻れたら
届かない告白なんてしなかったのかな
好きですと伝えると
照れくさそうに笑った君
困ったように顔を押さえてたけど
目が合うとにっこりほほえんだ
それでも答えはごめんね
中途半端な優しさが痛くて
笑ってサヨナラ
うまくちゃんと言えた?
駆けつけた友達が良かったねってつぶやく
あの人の笑顔で勘違いして上手くいったって思ってた
ダメだったよって笑ったはずなのに
口元はゆがんでへの字だった
あの顔は不細工でたぶん君には見せられない
決めたんだ君の前では泣かないって
悔しくてあの日の冷たい風を思い出すと
まだ涙があふれる私だけど
かっこつけて意地はってしまう私だけど
やっぱり君が好きだったんだ
ただそれだけだった
夢だったらよかった
夢だったらよかったのにな
そしたらまた明日になったら
君におはようって笑いかけるのに
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