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世界の黄昏
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作詞 あかさてな |
木々の葉が夕暮れの色に染まり ハラハラと舞い落ちては 粉々に砕け散って大地を覆い 世界の全てを燃える様に染めて 時代の谷間を彷徨える旅人達は 赤い風が吹き往く空に祈りを捧げ 時代の波間を漕ぎ往く彷徨い人達は 赤い波濤に弄ばれながら船を在るべき進路へと 時代の雲間を飛び往く冒険者達は 赤い空の彼方へと美しき魔獣グリフォンに跨りつつ 世界の全てが赤く燃え立つ夕暮れの色に染まりながら 時代は次第に憂愁の刻(とき)へと流れて果てしも無く 軈て時は夜を迎えて赤いオーロラが夜空を舞いながら 月も星々も導と成るべき光源(ひかり)を飲み込みながら 終局の時へと静かに滅びの足音が世界中を蹂躙し 軈ては神々も悪鬼邪霊も人も朽ち果てる時を迎えて 全ての者達が祈りを捧げて世界の黄昏を静かに迎えて往く |
公開日 |
2024/09/29 |
ジャンル |
詩(ポエム) |
カテゴリ |
秋 |
コメント |
此の作品は、秋の黄昏と北欧神話の「神々の黄昏(ラグナロク)」とを、掛け合わせて書き紡いでみたものです。 |