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色彩を失くした後には
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作詞 蘇季 |
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教室の窓の向こう
誰かが遠くへ駆ける
足音は響いて
道路の車
入り乱れて
十字路
幼い姿は色が変わるのを待ってる
忙しない町で
僕の言葉は残りわずかであること
思い知らされてもなお
刻もうとする
一瞬でも目を閉じてしまえば
この世界に倒れてしまうのに
雪のしんしん積もる音
灰色の町で
時間は歩くことをやめて
一人の少女を置き去りに
回り始める
さあ、示せ。
何が正しくもないのかを
己がいつまでも正しいと勘違いするのも
いい加減にしてくれないか
崖の上に立たぬものが
傷を負ったことのない者が
その背景をたどれないのだから
痛みも何もかもわかるわけなんてなくて
僕はいつまでも空っぽのまま
君を遠くで見守ることしかできないことを
「認めるよ」
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