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振り子時計
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作詞 蘇季 |
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いつからだっただろうか。
君の残像(おもかげ)が
ふとした瞬間に 脳裏を過る。
眠るたびに魘されるようだ
君の声が聴こえなくなってから。
どれだけの想いが
君に向けていられたのかな。
なんとなくだけど、思ってしまうよ。
「愛してる。」だとか「大切。」だとか
言葉だけじゃ伝わらない・・・嗚呼。
目覚めの悪い 眠りも遅く。
光の中 手繰る旋律。
君に向けた言葉はすべて
今は別の人から向けられてる。
揺れてる心
「いつの日かは」って はっきりしない
最初に手を伸ばすのは君なのに。
どうして夢の中の誰かに
手を伸ばしてしまうんだろう。
幻と知ってもなお。
時を刻む時計。 「もう12時だよ。」って
知らせてる。
わかってる、それぐらい それでも。
いつも同じところで 目が覚めて
誰もいない虚空に包まれてるんだ。
単純な想いほど複雑だって
君の声が反響する。
それでも刻み続ける。
遠退いていく夢の中で。
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