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過ぎてゆく時間の中で。
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作詞 蘇季 |
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遠くで鳴り響く
波の音でさえ 煩わしくなるときもあって。
何もかも手につけない
感情とはおかしなもので
容易く振り出しに戻ったりして
どうしようもなくなってゆく
継接ぎになってる考えを
一旦崩壊(リセット)して
新たに世界を構築させて
何度繰り返したのだろう?
時計の針をぐるりと回して
そうすればいつの間にか時間は過ぎてゆく
なんて思ってた なんて笑った
いつかひび割れていくことを
知らないままで
あの霧の向こうに
違う世界へとつながる扉があったならば
どんな世界が広がってるのか
月を見ては泣いていた
君が 問いかけてきたこと。
いつの間にか忘れてしまっていた
そんな日もあったなって
純粋なその心に問おう
君のいる世界はどんな風に映る?
何もかも輝きを放って
それでも寂しくて。
声にするのもやっとの事で
いつかは傷つけてしまうのかな
遠回りで 君を。
夢の中の世界が現実に思えてた
現実の世界の方が幻に見えていた
不思議な感覚の中 ここまで
歩いてきたのは きっと
嘘じゃないはずでしょう?
今の僕と云えば
雨雲が頭上に膨れ上がって
身動きが取れない。
雷が心臓を貫くから。
机の下に潜り込んで
眠っていたあの日が
懐かしくて
君を探すよ
限界だって何度も思ったとしても
生きていたくて
必死に足掻いて
いつの日か檻の中、閉じ込められた
未だにそこから怯えて出られないなら
僕の手を取って
一緒に逃げ去ろう 怖がらないで
一緒に心を置き去りにしてきた場所へ帰ろう
永い旅になるから たくさんの荷物じゃ重すぎるでしょう?
少しずつでいいから置いていこう。
軌跡を残す為に ここまで生きた証に
懐かしく思えるときは
もう一度戻ってこよう
一人では開けられなかった箱も
白線で描かれた木の下に隠した
思いもすべて
いつでも帰れるように
大切なものだけを詰め込んで
この長く続く道程を
共に歩こう。
・・・「もう独りじゃないから」。
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