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流星現傷廻話
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作詞 蘇季 |
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ある一言で始まるお話に
惹かれて また閉じた。
怖かったんだろう 忘れてしまったけれど。
誰も知る人がいなくて
窓の向こうに光る星を見ていた。
確かに ここに居るはずなのに
「ここはどこ?」
泣き出した。
時は廻り始めるよ
それは 魔法のように
解けては 消える
流れ星みたいだね。
他人(ひと)にはやさしく
自分には厳しく
生きていこうって 思ったのは
いつだっけ?
思い出せない 思い出したくない?
そうなのかもって 笑ってみた
貼りついた笑顔の先に
ある真実を誰が
聴いてくれるというのでしょうか。
開けっ放しの窓を今
閉ざしましょう
幾千の傷跡連れて
君に会いにいくよ
たぶん 君にはわからないんだろうな
何年後に 気付けばいいな。
自分が嫌になって塞ぎ込んだことも
途切れ途切れの記憶も組み合わせていくよ
大切なモノほど遠くにあるのは
大切な何かを 忘れてきたから…?
落し物のまま 忘れられたまま
失くしたまま
心の奥にしまい込んだ
差し込む光さえ眩しくて
眠りに就いた
鳥の声が聴こえる
置き去りにしたまま
ここを 旅立つので。
いつの日か 目褪めるまで
誰もいない場所で
一人空を見上げ 声にした
本を片手に 描いていこう
片隅に書き記した 言葉の奥に
あの日の君に出会う為に。
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