|
|
|
八年間の片思い
|
作詞 由企 |
|
君が好きだから、また会える日を待ってるよ
もう会えないそんなことないから もう あきらめないよ
引越しのために片付けられた部屋
散らばってた教科書やプリント。写真も全部ダンボールの中
何もない部屋 まるで僕の心のよう
窓から見える夜空を見つめて君思う―――・・・
ここへ来たときには君がいた
幼稚園のときだった
優しくて大好きだった
初恋ではないけれど一番スキだった
一緒に遊んで手をつないで走って
君が笑顔をくれた
小学校が違うから離れ離れになったね
両思いってわかってたのに幼かったからか
思いは伝えられなかった
あの日からずっと僕は後悔してたんだ
君に会いたくて仕方ない
けど家もわからない、電話番号もわからない
分かるのは幼い頃の君の顔と名前だけ
中学3年になってやっと勇気が持てたんだ
遅すぎたね
けど探した
一度だけ君の家に行ったことがあったから
小さな記憶を頼りに
ただ探した
ようやく見つけたその家は
君の苗字の表札があって
チャイムを鳴らしても誰も現れなかった
けど少し安心した
数ヶ月後また君のマンションに訪れたけど
チャイムを押す勇気はなかった
ただ君とまた会えることを祈るだけで
もしも出会えたとき僕のことを少しでも覚えていることを願って
今度こそこのキモチに終止符を打とう
この思いを伝えよう
八年間の片思いを終わらせるために
|
|
|