|
|
|
落ちた言葉
|
作詞 坂下ゆめ |
|
暮れ行く世界を拒絶するように
街の灯りは夜を飲み込む
押し迫る孤独を見上げたのは
僕が先か それとも君が先か
小さな手の平を夕日に向かって
そっと伸ばして目を細める君
何となくお互い気づいてる
もう未来に 2人はいない事
諦めたような 冷えた風にしがみついて
タイミングだけ 掴めないまま
あの頃酷く甘く感じた言葉が
安っぽい響きで白けた夢に溶けていく
「好きだよ」って僕は確かに
君にそう言ったはずなのに
去り行く季節をかき消すように
「ごめん」だなんて呟けばきっと
不安げに責めるように歪んだ
視線だけを 絡ませてくるんだろう
だけど剥がれてく 理想を必死に抱き寄せて
繋ぎとめるのも 違う気がして
あの頃酷く重く感じた言葉が
簡略な響きで2人の前に転がってる
「さよなら」ってこんなあっさり
平等にやって来るんだね
あの頃酷く甘く感じた言葉が
安っぽい響きで白けた夢に溶けていく
「好きだよ」って僕は確かに
君にそう言ったはずなのに
「さよなら」って僕は気づけば
君にそう言っていた
|
|
|