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君は死んではいけない
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作詞 愛妾 |
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この世の中って厭なことがたくさんある
嬉しいことよりも厭なことのほうが多いだろう
厭なことが
死にたくなるほど厭な事があったとき
死のうと思うのは正しい気がする
誰がなんと言おうとなにをしようと
人は必ず死ぬ
抗うことはできない
人間は皆死刑囚だ
明日死ぬか百年後に死ぬかそれはわからない
だから死のうとするのも間違ったことじゃない
そうだろ?
どうせ死ぬんだ
今日死ぬのと明日死ぬのと十年後に死ぬの
何が違うんだ?
だから君が
死のうとしても僕は止める術を知らない
ただ黙って死ぬのを見届けるしかないのだろう
死への欲求はひどく真摯で絶大だ
一度抱けば世の何もかもが無価値に見えてくる
だから君は死のうとするんだね
だけど
死なないで欲しい
なにより誰より大切な君
いなくなるなんて考えたくない
だから君は死んではいけない
家族が
友人が
親戚が
そしてなによりこの僕が悲しむから
君は死んではいけない
君の死への欲求を止める理由にはならないだろうか?
君が死んではいけない理由にはなりえないだろうか?
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