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化物贔屓
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作詞 羈絏 |
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ざっくばらんな文句を
並べて集め 焦燥感が真綿を
喉に詰まらせてさ
辺鄙な思いは虫が良い話
自棄糞だ 頷いて
化物贔屓だ 良い所盗りならば
愚鈍も愈々頂点に昇るわ
化物贔屓だ 曖昧を右に持って
さながら浅瀬に仇浪で莫迦みたいだ
窶れ顔も虚しく
暖簾に腕押し 頭ごなし
恰も雲隠れみたいに謳うのは
只の瑤草
化物贔屓だ 侘しいが侭に
地団駄踏んだって音が鳴るだけだ
化物贔屓だ 昼行灯の笑語
笑い種は育てても枯れるだけ
化物贔屓だ 足蹴りするならば
風貌も瘋癲よ 話に成らないな
化物贔屓だ 夢で藻掻いた儘
乾涸びた仁愛はちっぽけな塵埃だ
さながら明日に諦めが付くみたいな
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