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嚔
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作詞 羈絏 |
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夜半の中歩いてる
雪を掻いても積もるだけ
雨樋に未だ乗せたがるのに
証左も糞も在りはしないな
腐る筈の魚を釣って
無駄を鑑みずに喜んだ
季節は未だ冬 犬が吠えてる
汚くなった
嬉しがれなくなった
厭らしく思って羞恥を知った
景色の白さに溜め息が出た
寒さに感情が錯綜としている
薄暗くなって
暖かさに縋った
元からそういう風に
出来上がってただけね
秘密基地は廃れてた
賑やかな声は失せてた
枯れきった誮しさ
水を撒いても凍るだけだから
窓越しの鍵を閉めた
汚くなった
嬉しがれなくなった
珍しい事の感覚は退屈だった
憧憬している 嘗ての出来事
性懲り無く稚拙にやって
風邪を引いた事
汚くなった
嬉しがれなくなった
厭らしく思って羞恥を知った
景色の白さに溜め息が出た
寒さに感情が錯綜としている
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