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令和護国の歌(れいわごこくのうた)
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作詞 鈴木白虹 |
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1, 千鳥ヶ淵の水穢れ 三十五万の魚が浮き
(ちどりがふちのみずけがれ さんじゅうごまんのうおがうき)
口を揃えて我に問う 正理公道何処にや
(くちをそろえてわれにとう しょうりこうどういずこにや)
2, 黒馬を白き鹿と為し 鷺を烏に言い黒め
(こくばをしろきしかとなし さぎをからすにいいくろめ)
背筋伸ばさず鑑を枉げて 何ぞ経直ぐならん
(せすじのばさずかがみをまげて なんぞたていとすぐならん)
3, 佞臣民を陥れ 閨閥の網利を掬う
(ねいしんたみをおとしいれ けいばつのあみりをすくう)
零れ落ちたる弊衣の徒 狭き空を睨め仰ぐ
(こぼれおちたるへいいのと せまきそらをねめあおぐ)
4, 小人要所に蟠踞して 大なる者にぞ事うるに
(しょうじんようしょにばんきょして だいなるものにぞつかうるに)
責務を擲ち諂うを 忖度と謂うは欺瞞なり
(せきむをなげうちへつらうを そんたくというはぎまんなり)
5, 嗚呼、亡き父が義を叫ぶ 瞼の母が仁と泣く
(ああ、なきちちがぎをさけぶ まぶたのははがじんとなく)
邪宗の頸木に繋がれと 人非人どもが道塞ぐ
(じゃしゅうのくびきにつながれと にんぴにんどもがみちふさぐ)
6, 鉛の太刀も一度は 柵割く用無からんや
(なまりのたちもひとたびは しがらみさくようなからんや)
二度生まれざる現世に 禍根を遺すを惧るのみ
(にどうまれざるうつせみに かこんをのこすをおそるのみ)
7, 窮民励まし御膝折られ 南溟の御霊に御腰折らる
(きゅうみんはげましみひざおられ なんめいのみたまにみこしおらる)
矛取らずとも大御稜威 四海の波を鎮め賜う
(ほことらずともおおみいつ しかいのなみをしずめたもう)
8, 俗韻空しく風と消え 古琴の響きは普遍なり
(ぞくいんむなしくかぜときえ こきんのひびきはふへんなり)
双手の波受け進む舟 帆に満つ天籟高らかに
(もろてのなみうけすすむふね ほにみつてんらいたからかに)
9, 見よ、西の空戦雲は 迫りて火球の乱れ飛ぶ
(みよ、にしのそらせんうんは せまりてかきゅうのみだれとぶ)
終ぞ八洲の市毀ち 我が朋輩を損なえり
(ついぞやしまのいちこぼち わがほうばいをそこなえり)
10, 今、目の鱗流れ落ち 心の甘皮焼け落ちて
(いま、めのうろこながれおち こころのあまかわやけおちて)
我らが肚に逆巻くは 真紅の義憤に非ざるや
(われらがはらにうずまくは しんくのぎふんにあらざるや)
11, 先人の犠牲誰が為ぞ 血染めの日の丸旗手ぞ誰
(せんじんのぎせいたがためぞ ちぞめのひのまるきしゅぞたれ)
鋤簾に逃込む惑い貝 祖国棄つる程の身有りや
(じょれんににげこむまどいがい くにすつるほどのみありや)
12, 護国の鬼は七生報国 我斃れなば次幾生
(ごこくのおにはしちしょうほうこく われたおれなばつぎいくしょう)
この身は四散しようとも 凝らして固めん大和魂
(このみはしさんしようとも こらしてかためんやまとだま)
凝らして固めん大和魂
(こらしてかためんやまとだま)
了
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