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夢幻の大火
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作詞 零零堂 |
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不愉快な声を聞き流していた
瞼の裏でチカチカと陽は揺れる
汽車は淡々と無機質なリズムが
眠気を誘うようだ 少し眠い
僕らのくだらない街が燃えた
夢幻の大火で
何も困ることなんてないが
...ただただ美しい
「逃げる意味」がないことが切なくてやりきれぬ
それは退屈な夢幻の大火
不愉快な声はいつの間にか消え
次の停車駅まではあと数分
車窓から見える 嘘に塗れた街
湿った日々 火は点かぬ まだ眠い
僕らのくだらない街が燃えた
あの夢の中で
惑う人々がたどり着いたのはただの「人間」だったようだ
「意味」も「価値」も「過去」すらも焼き尽くしてしまうだろう
そこに立ち尽くす僕が見つめたのは
希望?夢?
いや、違うだろ?
悲鳴
ただ
悲鳴
不愉快な声を聞き流していた
瞼の裏でチカチカと陽は揺れる
汽車は淡々と無機質なリズムが
眠気を誘うようだ 少し眠い
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