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ハッピーエンド
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作詞 おるすた |
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今日は月が出ていない 星もまばらに雲の上
吐いた息は白くもならない なったところでなんでもないが
すれ違う自転車 表情が決まらないから下を向く
関わることもない人にすら 何故か自分を偽っている
良く思われたいのでは無い ただ記憶に残して欲しくないんだ
何者でもない 普通の人 目立つのは嫌い
そんな人生に嫌気がさして…って
ここで前を向ける時期はとっくに過ぎたんだ
いや、そんな時期は最初から無かったか
頑張れ 頑張れ
そんな言葉使わないで
別に死んだりしないから
大丈夫 大丈夫
欲しがらせないで
自分を嫌いになるから
裏道に入って静かになった お気に入りのスニーカーはロゴが見えない
こんな道でさえ真ん中は歩かない
ヘッドライトに照らされて端に寄るのは惨めだからだ
垂れた雑草に触れないように でも欠けたコンクリートは踏んづけて
何かしたかった訳じゃない 自分は皆と同じだと思いたいだけ
頑張れ 頑張れ
そんな言葉使わないで
別に死んだりしないから
大丈夫 大丈夫
欲しがらせないで
自分を嫌いになるから
ヒロインになれるほど悲劇な人生じゃない
身に余る程恵まれている
それなのにまだ何かを望んで
手に入れようとしてまた嫌になる
選ばれた人間じゃない事なんて嫌という程分かっているのに
それでもどうにか追い付きたくて
ダメなら落ちる所まで落ちて
悲劇のヒロインにだってなってやりたかった
何も出来ずに何も得られず
何も変わらず何者でもない
そんなことの繰り返し
同じことを考える 昨日と同じこの道で
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