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極夜
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作詞 笠間 温巳 |
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深く暗い この夜の中
どれだけの月日が 経ったのだろう
分からなくなって 空を仰いでも
煌めく 星があるだけ
抱えきれない 夢や希望
明るく鮮やかだった はずなのに
この場所に来てから 夜に染まって
綺麗と 呼べなくなって
もう二度と あの美しい色に
戻ることは ないのかな
そんな虚ろな 不安が過って
心の光を 蝕んでく
当たり前すぎて 気付けてなかった
本当の 暗闇の 恐ろしさを
ずっとこのまま 真っ暗なまま
終わらないなら 諦められるの
だけど知ってるから 光を知ってるから
だからどうしても 諦めきれないよ
ほんの少しでも 希望に縋らせて
こんな場所にさえ 花は咲く
本当に小さくても 花は咲く
その意味がようやく 理解できるころ
やがて 空が色付く
紺碧に 広がる空の端を
僅かな光が 染める
弱々しいけど それでも確実に
夜明けは そこまで来てる
まだまだ灯りは 遠くにあるけど
いつの日か この場所も 輝くから
ずっとこのまま 真っ暗なまま
変わらないなら 折れていただろう
だけど知ってるから この場所も照らすこと
だからそれまでは まだ立ち続けるよ
終わりのこない 夜なんてないからさ
ずっとこのまま 真っ暗なまま
果てしないなら 諦められたよ
だけど知ってるから また陽が昇ることを
夜が明けるまで 僕は歩き続ける
遥か遠くで 空が明るみ出して
いつか必ず 太陽は昇るから
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