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プロローグ
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作詞 笠間 温巳 |
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トランクに 夢を一つ
押し込んでは 旅に出た
行く先も 分からずに
気の向くまま 歩き出す
そうやって 幾星霜
季節を超え 日々を抜け
振り返る その先は
始まりすら 見えなくて
一体どこまで 進めたのか
分からないけど きっと ここまで
まだ僕らの物語は 始まってない
助走が長すぎただけの しがないプロローグ
嫌だったこれまでは ピリオド打って終わらせて
新たなページを開いて 一からまた書き出せばいい
そうだよな 物語は
起承すらも 起きてない
遅ければ 遅いほど
膨らんでく 期待感
そうやって 夢を一つ
いや二つと 増やしては
一生じゃ 足りなくて
終わることが 虚しいよ
これまでの旅が 楽しすぎて
まだ来ない 終幕に 怯えて
まだ僕らの物語は 道の途中で
構想ばかりが膨らむ 尽きないモノローグ
もし分からなくなったら 栞挟んで一休み
満ち足りた人生は そう簡単に終わられない
終わりなんて 見えていないなら
何処まで行くか なんて 誰にも…
まだ僕らの物語は 終わってない
いくつ章を重ねても 見えないエピローグ
きっとまだこれからも ペンは走り続けるから
実はまだプロローグ なんてオチも悪くないだろう
まだ僕らの物語は 始まってない
プロローグ
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