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戦争
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作詞 しらゆき |
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使い道のない命を大事に抱え
落としてはいけないとそんな気がして
確証などない 壊れた世界で僕は
愛と愛を失った
透明な硝子瓶に閉じ込められた
少年の頃の純粋な心 空っぽにした
伸びきった髪と髭は弱さの証だ
この空はいつまで泣くのだろう?
三人掛けのソファは広い
必要以上に並べた食器
足元に転がる愛の死骸
神様、僕に罰を下さい。
ここから動けない弱い僕に
一生分の幸不幸を知ったから
もう他に何もいらない
灰白色の燃え尽きた幸と日常
鳴り止まない銃声と勝者の罵声
肩を竦めて 裏切りの逃避行をした
消え去った晩夏に罰印
必ず戻るよなんて言ってみるだけ
無責任に死んだって恨まれないさ
みんなして僕を置き去りにしていく
孤絶感に殺されそうだ
言いたいことは言えないもので
やりたいことはやれないもので
楽しいことは傷つけることで
正しさなんて間違いだらけ
神様、この世に終止符を。
もう二度とあの歓声は聞こえない
未来は過去に喰われていくだけ
もうこれ以上何も残らない
自由が罪になる世界で
僕は何のために生きていけばいい?
目の前で愛を否定され
僕は何のために生きていけばいい?
痛みだけが心を抉って
涙は偽物と疑われ
等しい正義を願った
神様、愛を返してください。
このまま無かったことにできない
煌めく美しい過去が襲う
"生きることが償うこと"と
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