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立身出世を夢見て
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| 作詞 あかさてな |
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今は遥か遠き故郷
此の大都市へと
志を高く抱いて
両親の反対も押し切って
半ば勘当されながら
列車に乗り込み
夢と理想だけを糧として
遣って来た此の国で一番の大都市
国王様や高名な貴族たちの住む
此の国の王都で立身出世を夢見て
最初は靴磨きから初めて
3年後、常連の郵便屋さんから
内で仕事をしてみないか、と誘われ
二つ返事で了承して
郵便物の配達人から仕事を始め
大都市の広さと入り組んだ街並みに
最初は泣きたい位四苦八苦し
それでも弱音を吐かずに頑張って
気が付けば5年の月日が経ち
もうベテランの配達人となり
頭の中には大都市の地図が確りと
刻み込まれ何処にどの家が在るのか
空で言える程に迄覚えてしまった
もう此の大都市の生き字引と
驕れてしまう程に有頂天になってしまった
今は遥か遠き故郷
錦の旗を立てて凱旋し
両親の誇りとなって
認めて貰い此れからも
大都市で仕事を続け
ゆくゆくは郵便屋の重役となって
此の大都会に此の人在りと
呼ばれる様な存在になりたい
心の中に夢と野望を灯し続けて
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