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挫折の陶酔
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作詞 夏木壮一郎 |
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諦める理由を求めて
また打ちひしがれて
いつしか居心地の良さすら
覚えちまってる
昔からそうだろ
うまくいったことなんてありゃしないさ
根底にある大きすぎる劣等感を
克服できず彷徨っている
醜男が愛に飢えても誰も振り向きはしないさ
愛は一部に過剰に集中するだけの
溢れた人々の慰安の歌
本性剥き出しの嫌われロックで
行き場を無くした哀れな生き様さ
わかりあえない人間ばかりの
不自由な暮らしを抜け出して
自由の影を追い求めている
夜の闇でメッキが剥がれる大人の慰労
憤りの愚痴を溢せば
負け犬の遠吠えだって笑われちまってら
努力を強いられ 無駄に足掻いて
間違え 全てを失うのさ
紙切れの魔力だけに取り憑かれ
自分を見失い まんまと嵌められちまってら
逃げ場もない世界で望みを失くした
Happy ending
愛に費やした時間も
今となっては愚かなはずだよ
経験なんて呟くけど
結局は嫌われちまってら
いつだってそうなのさ
とにかく自由なんて踏ん反りかえってた
あいつは結局 不自由の牢獄さ
自慢にもなりゃしねえのによ
醜男の主張なんて苛立ちの種さ
綺麗事が成立しちまう汚い世界で
溢れた人々の慰安の歌
感情切り捨てのくそったれロックで
行き場を無くした無様な生き様さ
わかりあえたはずの人間さえ
心を閉ざして進みやしない
自由になれるはずもないだろう
夜の闇で疲れをもてなす大人の充実
歓喜の慰安を蒸し返しては
生きる意味こそ仕事だって開き直ってら
社会に揉まれて 骨抜きにされ
一歩ずつ 破滅に向かうのさ
紙切れの魔力だけが正義の
悲劇に誰も彼もが本心を隠してやがる
あるはずもない
綺麗な世界だけを求める純粋な
Happy ending
とにかく自由なんて豪語していたあいつは
今じゃすっかり大人の仲間入りさ
誰ひとり自由なんかじゃないのに
哀れにも自分を騙して笑顔浮かべてら
全ての終わりを迎える時
後悔なんてありゃしないさ
達成の先に待ってる不自由なんか
いらねえのによ 紙切れだけが全てを狂わす
バカげた社会の競争なんて
力を持て余したやつらの道楽さ
無力を思い知り 優しさを無くし
狂った世界に悲痛の愛を届ける
Happy ending
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