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今日と明日
作詞 渋谷成田
朝日が上り、決められた規則に沿って。
今日も同じ道の上をただひたすら走る。

ついていけないものは、置いていかれる。
そう思い込んで、
怖くて、下を向いたまま走り続けてた。

ある日僕は走れなくなった。
なんの前触れもなく。

走りたかったけど足が動かない、
あんなに走れたのに。

周りの足音がどんどん遠くに行く気がした。
気がつけば真っ暗なトンネルにいた。

僕はひたすら探した。
真っ暗なトンネルを彷徨いながら。
かすかに見える光を頼りに、
よろよろと傷ついた体を引きずって。

今日が何日かわからないけど、
かすかに見える光の方向に向かって歩いてみる事にした。

少しずつ光が見えてきた。
気がつけば、
誰かが僕を支えてくれていた事に気づいた。

そんなこと、
暗闇にいる時は気づきもしなかった。

僕は誰かもわからない、
その人の肩を借りて、
かすかに見える、
小さな光の方向に、
ゆっくりと歩いてみた。

途中で座り込んで歩けない、
もうこのまま寝たい。
だけど、その度に手を貸してくれたり、
肩を貸してくれたりする誰かがいる。
誰かはわからないけど、
何も考えずその手、その肩を借りた。

何日かかっただろうか。
トンネルを抜けた。
眩しい日の光が降り注ぐ。
無数に広がる沢山の道、
平坦な道、山道、茨道、
好きな道をいっていいと、
そこには100万回見た笑顔がある。

もちろん僕の知ってる、
いつもの道もある。
100万回聞いた声、僕の大好きな道。

そうか、みんな待っててくれたんだ。
さぁ、また行こうか。
終わりのない坂道を。

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 今日と明日
公開日 2022/04/25
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント 順風満帆なはずの人生でだったはずが
少し歯車が狂っただけで絶望してしまった自分がいました。
そんな時に支えてくれた方々に感謝を込めて書きました。
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