|
|
|
桜ノ宮に着く頃には
|
作詞 タケモト アキラ |
|
駅のホームから手を振る彼を
羨む人々 背を向けて
知らない誰か隣に座って
顔を隠して鼻を啜った
嘘に憑かれたその瞳に
映るふたりのゴールテープ
花束に託した想いなんて
記憶の片隅にもないわね
いつもは"ありがとう"ってタップするけど
バッテリー切れのsmart phone
涙で濡れたハンカチと同じ
左ポケットに入れた
赤い観覧車から煌めく夜空
見てるフリして 下向いて
他人の貴方隣に座って
無理にキスして別れ告げた
最後は“さようなら“ってタップするわね
割れたばかりの smart phone
オイルが抜けたライターと同じ
右ポケットに入れた
天満駅で流れる カブトムシ
いつもより 胸に染みるわ
下まぶたに滲む黒いアイラインが
ふたりの未来を消し去ってゆく
いつもは"ありがとう"ってタップするけど
バッテリー切れのsmart phone
涙で濡れたハンカチと同じ
左ポケットに入れた
|
|
|