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腫れ物語
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| 作詞 ふか緑 |
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心配なんだ
こぼれるラムネの粉が
誰かの明日を潰しやしないかって
僕の飼っている恐ろしい魔物に
世界が乗っ取られる日を創ってさ
目に映るもの全てが腫れ物になっていく
生きている限り
君を不幸にし続ける呪いで
もう一歩も動かない
罪重(つみかさ)ならずにいられない過去だって
何kg背負えど慣れないんだ
晴れぬ心も
恥を知る悪役も
本当は三人称にしたくて
自意識過剰で赤くなる
腫れ物語
認め難いんだ
飛んできた綿菓子で
昨日の僕が潰れそうになったって
そんな柔じゃない お椀の船で海原へ
世界を救うのだとか強がってさ
僕の知らない僕が腫れ物になっていく
気づけば姫君は
月を眺めても涙さえ出なくて
一歩も動けなくなっていた
折も見ず起き上がる過去さんって
何km引けど済まないんだ
震える脳も
増えたがるＮＯも
語り手は頑なに隠し通す
いっそ打ち切りにしようか
腫れ物語
ああ神様
傷つくのは僕だけでいいじゃないですか
なぜ僕なんかが幸せじゃなきゃいけなかったんですか
いつまでもバッドエンドは怖いよな
こんな僕に愛など語れないな
目まぐるしく怠惰な過去だった
所詮僕の人生なんて
出来損ないの｢作り物語(ストーリー)｣だ
迫るわかれ道
選択と後悔
逃げ足だって一歩だろう
傷跡を抱いて
君が君らしく笑える青い夢に
まだ生きていたい
なんて許されないよな
晴れ物語
みんな幸せになりますように
僕以外
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