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SHINE
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作詞 Saya' |
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学生時代共に過ごした彼が
人の醜さを知って
彼が部屋へと塞ぎ込んでいた
彼に立ち直ってほしかった
光ある生活をして
彼とまた会いたかった
その人は彼に送った
一言SHINEと
ある日彼がNEWSで取り上げられた
彼が亡くなったという内容だった
死因は自殺だという
その人はその場に両膝をついた
彼には唯一信頼していた人がいて
その人に無慈悲な言葉を送られ
命を投げ出した
励ましの言葉を送った人に
それを知る術はもうない
知識が無かったためのSHINEか
絶望の中にいたためのSHINEか
SHINEそれは光ある言葉
SHINEそれは未来ある言葉
SHINEそれは命を奪った言葉になった
彼が亡くなって次に目をつけられたのは
彼に言葉を送った人だった
その人は言った
彼にただ元気になって欲しかったのだと
そんなつもりはなかったのだと
いろいろな言葉や憶測が飛び交う中
この事件は幕を閉じた
描いていたものは無能の端くれか
無駄な叫びは時と共に薄れ消え去るのか
躍起になって綻びた
笑わない救世主
希望と錯覚 夢心地な共感
夏となり死の匂いはやがて濃くなり
あの日の出来事は消えても
染み付いた匂いは二度と消えない
岩礁(がんしょう)にこびり付いた黒いシミは
癖癖した時代へのメッセージへと変わる
時が経ち人々の記憶から
あの事件は消えて行った
今あの人の居場所を知る者はいない
花束を持った私は
ある場所へ向かった
水平線が美しくいい眺めだ
私はいま
彼の墓の前にいる
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