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ラッシュアワー
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作詞 きのこ |
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タワーが見下ろす郊外の駅
発車の合図にせかされる人
みんなみんな我先に
わずかな空席ねらってる
7時発の快速で
死んでるみたいに眠ってる
ひと足ちがいで座席にあぶれ
吊革つかんだ人のため息
ちらりちらり探るよに
どこかが空くのを待っている
肩と肘をとがらせて
人形みたいに揺られてる
きっと誰もがたいそれた 夢に生きてるわけじゃない
ほんの小さな夢のため もみくちゃにされる
ラッシュアワー
下りも変わらぬ満員電車
お酒のにおいと湿気と寝息
みんなみんなくだびれて
まぶたと心を閉ざしてる
0時前の各駅で
男も女もはこばれる
一日歩いてすり減った靴
なれない笑顔でひきつった頬
ぽつりぽつり降りだした
雨にも気づかずうなだれる
最寄り駅が近づいて
望まぬあしたがやってくる
そっと誰もがあたためた 夢をいつかは叶えたい
けれど手にする夢のため くたくたにされる
ラッシュアワー
きっと誰もがたいそれた 夢に生きてるわけじゃない
ほんの小さな夢のため もみくちゃにされる
ラッシュアワー
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