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泡になった金魚
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作詞 小桃 |
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息苦しい金魚鉢の中で水しかないこの中はボクには楽園に思えた
聴きたくない言葉を聞こえなくなってしまいたい
見たくないモノを見えなくなってしまいたい
この世界はすごく汚れていてとても美しいと思い知らされた
感情を持たない方が楽に生きて行けたからボクは人をやめた
金魚鉢の中で優雅に踊る金魚になりたかった
誰かの目に止まる金魚になりたかった
君の目に止まる金魚にボクはなりたかった
君だけの踊る金魚になりたかった
真っ白な君の瞳に何も色のないボクを映して欲しかった
ボクは君だけの誇りになりたかった
この思いが届く事がない事は分かっている
だけどそれでもこの願いが叶うならボクは君だけの金魚になりたい
金魚鉢の中で優雅に踊る金魚になりたかった
誰かの目に止まる金魚になりたかった
君の瞳に止まる金魚になりたかった
君だけの踊る金魚になりたかった
君だけのボクになりたかった
ボクがいないと生きて行けないボクになりたかった
ボクの思いは泡になって消えた
そして君だけ哀れな金魚になった
君は黙ってボクを見て笑った
ボクは水だけの金魚鉢の中で踊った
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