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秋月
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作詞 天下泰平 |
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ひらりひらり流れて消える
遠い記憶の中の君
ゆらりゆらり水面に映る
下限の月が笑う
何を願えば良いのだろう
何が我らを導くのだろう
答えを月に尋ねても
返る言葉は有りもせぬ
静寂に身を委ねても
ただ聴こえるは虫の声
風と共に流れゆく
糸状の雲はいずこへと
幼き頃の童歌
微かに残る野の香り
共に過ごした遠き日々
思い出すのは君の声
遠く離れた月の下
あなたはいずこや息災か
言の葉をそっと吐き出せど
夜の帳へ呑まれゆく
あなたを辿るこの心
あなたを想うこの心
持て余したる我が心
いっそ全てを捨てようと
されど消せぬは追憶と
一人心の内を観る
月よ私を笑うが良い
風よ全てを流すが良い
雲よどうかあの人へ
運んでおくれ我が想い
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