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肺を握る悪魔
作詞 オリオ
いつの間にかそいつはそこにいた
僕を見ると笑いながら肺を握った
そこから地獄が始まったんだ

だんだんできなくなる呼吸
霞む視界痛む体
爛々と光るその眼球
縮む肺掴む悪魔

手術台に乗って射たれる麻酔
深い眠りについて塞がれる肺
起きたらこの苦しみから解放される
と思ったのに
なぜお前がまだそこにいるんだ?

やめてくれよその貼り付けた笑顔
見てるだけで吐き気がするんだ
あの痛みが忘れられないんだ
耳元で囁くキモい声
聞いてるだけで脳を揺らすんだ
こんなに苦しむなら
もう死んだ方がいいな
だけどーーー真っ白な肺になりたくはないな

だんだんと治る体に
刻まれた痛みを忘れる
方法を探しだしても
悪魔が肺を握り笑うんだ

カメラに映らないその醜態
僕の瞳孔にしか映らない
君は肺を握ってるだけだ
触ろうとしてもそこにあるのは
ただの空気の温度でしかない
何をすれば消えてくれる?
こんな苦しみが消えるのなら
もう殺して欲しいな
だけどーーー真っ白な肺になりたくはないな
ーーああーーー
真っ白い灰になりたくはないんだ

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 肺を握る悪魔
公開日 2021/04/30
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント 先日とある病気にかかり、完治してもなお、その恐怖に苛まれ一年近く経った今でも苦しんでいます。その気持ちを歌詞にしました。拙い文字列ですが好んでくれると嬉しいです。
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