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金木犀
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作詞 mina |
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風に消えた 君のような
小さな花の香りを探して
空を仰ぐ 昼下がり
いつかのあの思い出は
甘く切ない泣き出しそうな
金木犀の香りがした
少し冷たい 肌を撫でる風が
君の面影をつれ去って 連れてくる
揺れる秋空の下にオレンジの花
季節を告げる君の声が聞こえた気がした
不器用な頼りない優しい歌
いつかきっと会えるのだろうと
言い聞かせてはきたけれど
やっぱり会いたいのに会えないより
会えるのに会えない方がきっと辛いから
世界の片隅で君に恋をしよう
風に消えた 君のような
小さな花の香りを探して
空を仰ぐ 昼下がり
いつかのあの思い出は
甘く切ない泣き出しそうな
金木犀の香りがした
どこか切ない 頬を愛でる雨は
君の行方を探して 求めていた
濡れる秋空の下にオレンジの花
香りを惜しむ君の声が消えない消せない
不規則なはかりない寂しい歌
いつもそっと思い出さないように
願い続けてはいたけれど
やっぱり思い出すのは香りのせいで
忘れるのに思い出すのはきっと君のせい
世界の片隅の君に会いに行こう
夢に消えた 君のように
小さな花の香りを探して
目を覚ます 午前4時
いつか君の思い出は
淡く儚い溢れ出しそうな
金木犀の香りがする
落ちて消えてもどこかで香る懐かしさ
「揺れる」「淀む」「濡れる」「滲む」
思い出すのは君との一瞬の出来事
あの秋空の小さな花の隣で
風に消えた 君のような
小さな花の香りを探して
空を仰ぐ 昼下がり
いつかのあの思い出は
甘く切ない泣き出しそうな
金木犀の香りがした
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