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可惜夜
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作詞 希。(mare) |
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ぼんやり夜を見てた
あなたの記憶が舞う
このまま溶けてしまえば
今夜は流れるかな
目眩がするほど甘い
匂いを纏ってたのは
僕を狂わせるためだろう
なあそうだと言っておくれよ
生きてるふりが上手だと
あなたは気だるそうに笑っていた
僕の見えない夜に1人きりで
僕なんて見えてないみたいで
誰にも向けないような顔で
何かを求め続けてるあなたが
なんだか特別に見えて嫌だった
あまりに綺麗なその夜を
見せつけてまた消えたあなたは
ただ流れ星より儚くて
月より当たり前にそこにあったのに
いつしかあなたと2人
並んで歩いてたっけ
そんな記憶さえも
ただの夢かと思うくらい
次の夜には一緒に行けないと
あなたは得意そうに話していた
僕の涙は照らされなかったのに
あなたはそれも抱えてくれたね
この夜が明けなければなんて
そんな悲しさばかりの幸せしか
願うことの出来ない僕は1人きり
あなたの影と夜に隠れている
迎えに来ることは無いと知っても
ただ流れ星を待つ僕と
月だけが当たり前に残っている
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