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あだざくら
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作詞 珠美令 |
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1
弥生 たけなわ
公園のベンチで ひとり
見つからない答えの 探し旅
何かが 1つ足りないんだ
それを探すのに どれだけの時間が
掛かるのだろう
僕の思いとは うらはらに
答えも探さず
潔く散ってみせる 舞い吹雪
私は 一瞬で 散ってしまうけど
私の代わりに 探してね と
差しだす手に ひとひら
意地らしく 抱かれた
命 短し 恋せよ 乙女
僕が君に 恋をしても
見向きもせず 天女のように
届かない空へと 遠く 遠く
溶け込んで しまうんだね
2
もう 恋はしない
そう決めていたはずなのに
今日の桜が 君と重なる
1つのイヤホン 2人で聞いた
あの曲が ふいに耳をかすめた時
過去が うごめく
見慣れぬ着信番号
君の名の 確認
求める声は 無機質な語り口
君は天へ 受け止められない夜明け
意地を張っていた あの夜が
最後になるなんて
空を仰ぎ 膝まづく
命 短し 恋せよ 乙女
幾千もの詫びを 乞うから
神様 どうか 彼女を ここへ
幻はずるいよ 永遠に 永遠に
面影は 色あせず
もしも あの夜に 戻れるのなら
君を抱きしめたまま 離さない
運命の秒針に逆らって
全てに変えて 守り抜く
見えない矢が 僕の身体を射抜いても
赤く染まった手で 包み込む
(繰り返し)
命 短し 恋せよ 乙女
僕が君に 恋をしても
見向きもせず 天女のように
届かない空へと 遠く 遠く
溶け込んで しまうんだね
何かが 1つ足りないんだ…
そう それは あの日
振り向いた 満面の笑み
今 ありがとう と
花びらに乗り
澄み渡る空へ 光って舞った
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