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りんご飴
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作詞 愚者 |
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今日も浴びるほど酒を呑みほし
頬擦りをしてはまた眠るの
あら腕の傷は誰のだっけ?
覚えてないやどうでもいいか
酩酊のまま見たのはマボロシ
フラフラなまま歩く雨ざらし
あらちょっとそこのお兄さん
私の手を引き連れ何処へいくの?
嗚呼、明かりも無い
嗚呼、甘い香り
それそれ踊り明かそう
宵越しの銭も吐き出して
「ひとつ、わたしにもくだしゃんせ」
差し出した赤い『りんご飴』
日替わりの夢を貪り尽くし
あなたは今日を誰と過ごすの?
ほら腕の傷が一つ増えては
潤んだ瞳でただ見つめてる
本当の幸せ知らないくせに
知ったかぶりをしては毒を吐く
ほらちょっとそこのお兄さん
わたしと二人きりで遊びましょうよ
嗚呼、光もない
嗚呼、苦い味ね
それそれ花は散れども
わたしのまだずっと奥の方
「知らぬが仏でも通りゃんせ」
差し出した赤い『さくらんぼ』
おいでよおいでよ手のなる方へ
おいでよおいでよ甘味はこちら
それそれ狂い明かそう
あなたと私の白昼夢
「全て、私にほらくだしゃんせ」
差し出した赤い『りんご飴』
噎せるほど甘い『毒りんご』
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