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冬の寂しさ
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作詞 ケニー |
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冬の寂しさを身にまとい
残りし風を背に向けて
愛の温かみを君の胸に抱いて
まだ来ぬ春を夢に見る
行き違いの往来の中で
僕は君に気づかなかった
でも君は気づいていたそうだ
と、修道僧はそう語った
彼は音楽家だったんだ
彼はある女の子のために曲を作ったが
彼女は聴いていなかった
それで落胆して修道僧になったんだ
でもね、僕ならそうはしない
「令嬢、今演奏してるんだからちゃんと聞いて下さい!」
て言うよ
さらに演奏が終わっても
「駄目じゃないですか、人の演奏は聴いてないと!」
と文句をいうのさ
僕はそうやって、修道僧にならなかった
向いてないからさ
ただしばしの道楽に身を任せて生きていくだろう
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