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教会の伝説
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作詞 野馬知明 |
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少年は嵐に遭って
古い教会に辿り着いた
教会に神父が一人
長いローソクを持って迎えた
そのとき声が 少女の声が
高い塔から聞こえてきた
「神父は悪魔 神父は悪魔
悪魔 悪魔 悪魔」
少年は神父に聞いた
「あれは あの声は何ですか」
だけど神父は黙っていた
少年は夜中に起きて
古い教会の塔の上へ
階段の一番上に
鉄の牢獄があるのを見つけた
そのとき声が 少女の声が
古い牢から聞こえてきた
「私を出して 私を出して
早く 早く 早く」
少年は少女に聞いた
「なんで閉じこめられているの」
だけど少女は黙っていた
少年は魅入られていた
長い髪をした少女の瞳
少年は少女を信じて
古い牢獄の扉を開いた
そのとき声が 神父の声が
下の方から聞こえてきた
「少女は悪魔 少女は悪魔
悪魔 悪魔 悪魔」
少年は少女を抱いた
「これでもう君は救われた」
だけど少年は倒れていた
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